
「初めてのリトミック、子どもたちが緊張して固まってしまったらどうしよう……」
そんな不安を感じている先生、多いのではないでしょうか?
そんな時こそ、超定番の「むすんでひらいて」が強い味方になります。
子どもたちが日常の保育で慣れ親しんでいる曲だからこそ、自然と緊張がほぐれ、リトミックの第一歩に最適な一曲なんです。
今日は、現場で一番愛されている「定番の動き」から、ピアノの音をよく聴く「リトミックアレンジ」まで、明日すぐ使えるアイディアをご紹介します!
まずはこれから!一番愛されている定番の流れ
リトミックの導入では、まず「知っている!」という安心感を作ることが大切です。まずは現場で最も歌われているこの2つからスタートしましょう。
① 上で「おひさまキラキラ」
- 歌詞:
おひさまキラキラ おひさまキラキラ
おひさまキラキラ ひかってる - やり方: 「その手を上に」で、両手を高く上げてキラキラさせます。
- ねらい: ピアノの高音を聴き取り、空間の高い位置を使って即座に表現する。
- ピアノのコツ: 「その手を上に」はトリルで合図。伴奏は高い音域で、コロコロとした軽やかな音を意識しましょう。
② 横で「ひこうきブンブン」
- 歌詞:
ひこうきブンブン ひこうきブンブン
ひこうきブンブン 飛んでます - やり方: 両手を左右に広げて、ひこうきのポーズでバランスを取ります。
- ねらい: 中音域の安定した音を聴き、自分の横の空間を意識して動く。
- ピアノのコツ: 中音域で、プロペラが回るような一定のリズム(8分音符など)を刻みながら弾きましょう。
音をよく聴く!リトミックアレンジ案
子どもたちの心がほぐれてきたら、少しずつ「ピアノを聴いて動く」リトミックの要素を足してみましょう。
| アレンジ名 | 指導のポイント | ねらい |
|---|---|---|
| ①身体部位あそび | 「おひざ」「おめめ」など、指示を聴いて止まる。 | 身体の認識・即時反応・ビートの保持 |
| ②リスとゾウ | ピアノを「速く」または「ゆっくり」弾き分ける。 | 速度(テンポ)の感じ取り |
| ③大きい・小さい | ピアノの音量(強弱)に合わせて動きを変化させる。 | ダイナミクスの体験 |
〈1〉 身体部位あそび
「その手を〜あたまに!」などと、止まる場所を指示します。
- やり方: 指示された部位を、4分音符のビートに合わせて叩きます。
- 声掛け例: 「そのままトントンしてみよう!」
- ピアノのコツ: 4分音符でスタッカートの伴奏をすると、子どもたちがリズムに合わせて動きやすくなります。



「その手を〜」の溜め(フェルマータ)を少し長めに取ってみてください。子どもたちが「次は何かな?」と先生の顔や音を注目する、ドキドキの瞬間が生まれますよ!
〈2〉 リスとゾウ(速度の変化)
動物のイメージに合わせて速く歌ったり、遅く歌ったりします。「その手を〜」の後の指示で、動物に変身します!



ポーズは子どもたちの発想に合わせたり、先生が事前に決めておいたりと、自由に決めてOKです!
- リス(速い): 8分音符の伴奏で速く演奏。「その手をリスさんに〜」で、口の前で指をカリカリ動かします。
- ゾウ(遅い): 2分音符の伴奏でゆったり演奏。「その手をゾウさんに〜」で、長いお鼻のポーズ!
- 盛り上げポイント: 最後はピアノのカデンツ(終止形)をトレモロして、リスなら「カリカリ〜!」、ゾウなら「パオーン!」と真似っこをすると大盛り上がり!そのまま動物模倣の活動へスムーズに繋げることができます。
〈3〉 大きい・小さい(強弱の変化)
音の大きさを聴き分ける力(ダイナミクス)を育てるアレンジです。ただ「大きく」「小さく」と指示するのではなく、ピアノの音色そのものが変化することで、子どもたちの動きが自然に変わる楽しさを体験させてあげましょう。
- 小さい(ピアノ): 「手を打って〜」を人差し指だけでトントン。 「その手をほっぺに」で、優しくつんつんすると、とっても可愛らしい雰囲気になります。
- 大きい(フォルテ): 動きもダイナミックに! 「その手を下に」で、床を太鼓のようにドンドン叩きましょう。全身でエネルギーを発散する心地よさを味わいます。
ピアノが苦手な先生へ
「むすんでひらいて」はハ長調(ドレミ)のシンプルな和音だけで十分成立します。
豪華に弾くことよりも、「子どもたちの動きに合わせて、音の速さや強さを変えてあげること」が、リトミックでは何よりの伴奏になります。
完璧に弾こうと思わず、子どもたちの目を見ながら、呼吸を合わせて楽しんでみてくださいね。
まとめ:先生の明日が笑顔になりますように
「むすんでひらいて」は、アレンジ次第で無限に広がる魔法の曲です。
まずは先生自身が「キラキラ〜!」「ブンブン!」と楽しんで動いてみてくださいね。
先生の明るい声とピアノの音で、明日のリトミックが素敵な時間になりますように。



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