こんにちは、リトミック講師のきいです。
「リトミックが子どもにいいって聞くけど、教室に通う時間もお金もなかなか…」 「でも、家で何かしてあげられることはないかな」
そんなふうに思ってこのページにたどり着いてくださった方、多いのではないでしょうか。
大丈夫です。リトミックは、特別な楽器やレッスングッズがなくても、おうちで十分楽しめます。むしろ、いちばん大切なのは「道具」ではなく、お子さんとお家の方が一緒に体を動かして、笑い合う時間そのものなんです。
今日は、道具なし・準備なしで今日からできる「おうちリトミック遊び」を5つ、やり方とねらいつきでご紹介します。おうちにあるタオルやお皿を使ったアレンジ例も入れているので、気分に合わせて試してみてくださいね。
道具がなくてもOK!家庭でできるリトミック遊び5選
① だっこで歩こう
年齢の目安:0〜1歳半ごろ
やり方 お子さんを抱っこしたまま、好きな歌をうたいながら、その歌と同じビートで一定のリズムで歩きます。途中で歌と歩みを「ピタッ」と止めると、静と動の変化が加わります。
ねらい 一定のリズム(拍)を体で感じる、揺れに対する体幹バランス感覚を育てる。
アレンジ例 止まるタイミングを「せーの、ピタッ」と声かけしてから止めると、次に何が起こるかを予測する楽しさも生まれます。
② ぎゅーっとタッチ
年齢の目安:0歳
やり方 「ぎゅー」と言いながら優しくハグしたり、手足をぎゅっと握ったりし、「ぱっ」で手を離して笑いかけます。緊張と弛緩を声かけとセットで繰り返します。
ねらい 筋肉の緊張と脱力(強弱の感覚)を体で覚える、親子のスキンシップによる安心感。
アレンジ例 タオルを使って、お子さんの体を優しく包んで「ぎゅー」、パッと広げて「ぱっ」とすると、感触の変化も加わって新鮮に感じてもらえます。
③ お膝の上で馬乗り遊び
年齢の目安:0〜2歳
やり方 お子さんを膝に乗せ、「パカッパカッと」馬に見立てたリズムで膝を弾ませます。途中で急に止まる「だるまさんがころんだ」風の変化を入れても盛り上がります。童謡「おうまのおやこ」を歌いながらやるのもおすすめです。
ねらい リズムの継続と「急停止」による集中力・予測する楽しさを育てる。
アレンジ例 お皿やボウルをひっくり返して太鼓のように軽く叩きながら「パカッパカッ」のリズムを重ねると、聴覚的な刺激も加わります(強く叩きすぎないよう注意してくださいね)。
④ 高い高い・低い低いリズム遊び
年齢の目安:1歳〜2歳
やり方 「たかい たかい」で持ち上げ、「ひくい ひくい」でしゃがんで低くします。声の高さも一緒に変えると、音の高低(音高)と体の動きがリンクします。
ねらい 高低の感覚を耳と体の両方で理解する、空間認知の発達。
アレンジ例 大人が2人いる場合は、バスタオルの両端をそれぞれが持ち、お子さんを乗せてゆったりと上下に揺らす「タオルブランコ」にしても楽しめます。
⑤ 名前を呼んでポーズ遊び
年齢の目安:1歳半〜2歳
やり方 「(お名前)ちゃん、とまれ!」の合図でお子さんと一緒にピタッと静止するポーズ遊びです。合図の前に手拍子や足踏みなど自由に動く時間をはさむと、静と動のメリハリがつきます。
ねらい 合図を聞いて瞬時に反応する力(音楽的な「合図聴取」の土台)、静止する自己コントロール力。
アレンジ例 お家に音のなるおもちゃがあれば、それを鳴らして合図の音を作ると、耳で合図を聞き取る練習にもなります。
これが物足りなくなってきたら
ここまでの5つの遊びに慣れてきて、「もう少し本格的にやってみたいな」と感じたら、スカーフやタオルを使った指導案記事もぜひのぞいてみてください。季節のテーマに合わせた遊び方やねらい、実際の進め方まで詳しくまとめています。
まとめ
リトミックは、特別な道具がなくても、抱っこや膝の上、おうちにあるタオルやお皿だけで十分楽しめます。大切なのは完璧にやることではなく、お子さんと一緒にリズムに乗って笑い合う時間を持つことです。
今日ご紹介した5つの遊びから、気になるものをひとつだけでも試してみてくださいね。お子さんの「もっとやって!」の笑顔が、きっと見られるはずです。





