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お散歩の途中で、どんぐりを見つけて「あった!」とうれしそうに見せてくれる子どもたち。秋のリトミックに、そんな姿を取り入れてみませんか?
今回は、10月にぴったりの『どんぐりころころ』を使った、0〜2歳クラス向けのリトミック指導案をご紹介します。
『むすんでひらいて』でにぎったグーの手が、どんぐりに変身するところからスタート。お散歩とコロコロかいぐり、どんぐり拾い、おいけにぽちゃん!のジャンプ、そして笑っているどんぐりと泣いているどんぐりまで、30分の中で音の変化を聴いて体を動かす楽しさがたっぷり味わえます。
活動概要
ねらい
・どんぐりを通して、秋の自然に親しむ
・音楽の変化を聴いて、歩く・かいぐりの動きを切り替える
・「とって・いれて」の2拍子のリズムを体で感じる
・音の合図(ソソラシド、ぴょん!)に合わせてジャンプする
・長調と短調の雰囲気の違いを感じ、歌ったり泣く真似をしたりして表現する
対象・準備物
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象年齢 | 0〜2歳児クラス(乳児) |
| 実施時期 | 10月 |
| 活動時間 | 約30分 |
| 準備物 | けんけんぱフープ、お手玉またはカラーボール(子どもの人数より多めに)、ピアノ |
| 使用曲 | はじまりのうた、むすんでひらいて、どんぐりころころ(長調・短調)、おわりのうた |
お手玉やカラーボールは、取り合いにならないよう子どもの人数より多めに用意しましょう。また、口に入れても飲み込めない大きさのものを選んでください。
活動の流れ
※各活動の時間は目安です。子どもたちの様子に合わせて調整してください。
①はじまりのうた(約2分)
いつもの「はじまりのうた」で、リトミックの時間のスタートです。毎回同じ歌で始めることで、子どもたちも「リトミックが始まるよ」と気づいてくれます。
②『むすんでひらいて』からどんぐりに変身(約3分)
『むすんでひらいて』を歌いながら手あそびをします。最後に「その手をグーに」して、グーの手を小さなどんぐりに見立てます。

「グーのおててが…あれれ?どんぐりになっちゃった!」
そのまま『どんぐりころころ』へつなげます。


③どんぐりころころ散歩(約6分)
『どんぐりころころ』に合わせて、どんぐりになってお散歩します。音楽が変わったら、その場で「コロコロ」とかいぐり(両手をぐるぐる回す動き)をします。お散歩⇔コロコロかいぐりを、音の変化に合わせて切り替えてみましょう。
かいぐりに切り替えるときは、全音音階(すべての音の間が全音でできた音階)を弾きます。いつもの明るい響きから、ふわっと不思議な響きに変わるので、子どもたちも「あれ?音が変わった!」と気づきやすくなります。


かいぐりは1歳ごろから少しずつできるようになる動きです。まだ難しい子は、先生の手の動きを見るだけでも十分です。



「どんぐりさん、お散歩にしゅっぱーつ!」「あっ、コロコロころがっちゃう!」
④2拍子でどんぐり拾い(約6分)
床にけんけんぱフープを置き、まわりにお手玉やカラーボールを散らしておきます。2拍子の音楽に合わせて「とって・いれて」で、どんぐり(お手玉・カラーボール)を拾ってフープの中に入れていきます。
フープの中に入れずに、拾ったどんぐりを持ったままになってしまっても大丈夫。「拾えたね!」と声をかけて、拾う楽しさを大切にしましょう。



「とって、いれて。とって、いれて。どんぐり、たくさん集まったね!」
⑤ジャンプでおいけにぽちゃん!(約5分)
フープを「おいけ」に見立てます。「おいけに…」のあとに「ソソラシド、ぴょん!」と音が上がっていき、「ぴょん!」でフープの中にジャンプします。
ジャンプはコツをつかむまでに時間がかかるので、何回か挑戦してみましょう。まだジャンプが難しい子は、先生が抱っこして一緒に「ぽちゃん!」と入れば大丈夫です。
フープは床に置いて使いますが、この時期の子どもたちはフープを持ちたがることも。持っている子はそれでOKです。ただし、フープを持ったまま走ったり、ほかの子にぶつかったりしないよう、まわりの安全に気を配りましょう。



「おいけに…ソソラシド、ぴょん!」
⑥笑っているどんぐり⇔泣いているどんぐり(約5分)
最後は座って行います。『どんぐりころころ』を長調(明るい響き)と短調(悲しい響き)に弾き分けます。
| 音楽 | どんぐりのようす | 子どもの動き |
|---|---|---|
| 長調 | 笑っているどんぐり | 一緒に歌う |
| 短調 | 泣いているどんぐり | 「えんえん」と泣く真似をする |
どんぐりころころのお話のように、お池にはまって泣いてしまったどんぐりをイメージすると、子どもたちも入りやすくなります。0〜2歳の子どもたちには、長調・短調の違いが伝わるよう、ピアノで少し大げさなくらいに表現するのがポイントです。


⑦おわりのうた(約3分)
「おわりのうた」で、今日のリトミックはおしまいです。
年齢別のポイント
・0歳児:どんぐり拾いは2拍子に合わせなくてOK。つかんでフープに入れる動きを楽しみます。ジャンプは先生が抱っこして一緒に「ぽちゃん!」
・1歳児:かいぐりは1歳ごろから少しずつできるように。できなくても見ているだけでOK
・2歳児:「ソソラシド、ぴょん!」の合図を聴いて、自分でフープにジャンプすることに挑戦
リトミックを始める年齢の目安は、こちらの記事でもまとめています。


うまくいくコツ
・どんぐり(お手玉・カラーボール)は、取り合いにならないよう子どもの人数より多めに用意する
・誤飲につながらない大きさのものを選ぶ
・フープに入れられなくても、持ったままでもOK。拾えた・触れた楽しさを大切に
・ジャンプは一度でできなくて当たり前。何回か挑戦する時間をとる
子どもたちの動きをよく見ながら、お散歩の速さやジャンプの合図のタイミングを変えてみてください。「こんなふうに動いてほしいな」というイメージを音にのせると、子どもたちも自然に反応してくれます。
ピアノに自信がない方は、メロディだけを弾いたり、タンバリンや鈴で合図を出したりしても十分に楽しめますよ。


楽譜のご案内
♪ はじまりのうた・おわりのうた(無料)はPiascoreからダウンロードできます。
まとめ
【この記事のまとめ】
- 『むすんでひらいて』のグーの手をどんぐりに変身させて導入
- お散歩⇔コロコロかいぐりで、音の変化を聴いて動きを切り替える
- 「とって・いれて」の2拍子でどんぐり拾い
- 「ソソラシド、ぴょん!」でおいけにジャンプ
- 長調・短調を弾き分けて、笑っているどんぐり・泣いているどんぐりを表現
どんぐりは、子どもたちにとって秋のいちばん身近な宝物。お散歩で見つけたどんぐりの話から始めると、リトミックの時間もぐっと楽しくなります。ぜひ今年の10月、試してみてください。










